「7/26まで1〜3巻が無料で読めるからぜひ!」
と、妹に勧められて さっそく電子書籍で読んでみました。
おもしろいのかな〜
『たそがれたかこ』は、入江喜和による日本の漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)にて、2013年17号から2017年11号まで連載された。
(Wikipediaより)
10巻完結から約1年経っていて、すでにたくさんのレビューも出ています。
わたしは知らなかったのだけど
『このマンガがすごい!2018』第4位だそうで、特にアラフォー、アラフィフ女性の共感を得て、たいそう人気のマンガらしいですね。
妹いわく
「45歳以降しかわからん、人生の味わい深さよの」
とのこと。
読んでみて感じたことは、さすが人気マンガだけあって人物の心の描写が深い。
共感する箇所もいくつかあって、涙してしまうことも。
そこで今回は3巻までしか読んでいないけれど、ワタシ的に心動いた場面を紹介してみようと思います。
ネタバレなところもあるので、
これから読むのを楽しみにしている方は、この先に進まれないことをお勧めします。m(_ _)m
①巻より「千切りが趣味」
たかこさんは、社員食堂でパート勤務しています。
で、バツイチで実の母親とふたり暮らししているのですが、そこへ、父親と同居している中学生の一人娘が遊びにきたときの会話
千切り多いよね、ここんち
あーそーかも
なんで?
・・・趣味・・・・・・だから
え、千切りが? まじで!?
や、だって仕事でもずーっと千切りやってるし
好きなんだよ
千切りをしてると 無心になれるというか・・・・・・
(いつも)ややこしいこととかいろいろ考えてるんだ
・・・でも、細くキレイに切ろうと思ってると(考えることを)忘れちゃったりして、それが気持ちいい
わかる〜、わかる〜
そう、わたしもこの時期、あえていろいろ考えないようにしていました。
抱えているいろいろなことが頭に浮かんできても、テンションが落ちていくだけだったので。
わたしの場合は「あ!ヒマな時間ができてしまった!!」と思ったら、そっこーゲームに集中していたなあ。
千切りの方がよっぽど生産的ですね(ノω`*)
③巻より 「母にキレる」
たかこさんのお母さん80歳は、いい人なんだけど依存型&悪気のない自己中。
たかこさんや娘さんが大変な時も、容赦なく自分の気持ちをぶつけまくります。
たかこさん、いつもはウザい・・・と思いつつも、自分の心にしまい込みストレスMAXになってしまっているのですが
ある日、容赦なく自分の気持ちをぶつけまくるお母さんに、とうとうキレてしまいます。
・・・うるさい
だまれババア!
ちゃんと聞けっ!人の話を
あたしはこーいう人間だ!
あんたが気付いてなかっただけでずーっとこーなんだって!
決めつけるな!このクソババア!!!
これもね、わたしの母とおんなじなんですよ。
まさかうちの母を知っている!?と、びっくりしました。
なんでも「心配」という愛情を押し付ける形で、わたしがいくつになっても過干渉だった母。
悪気はないのはわかっているので、最初はやんわり対応しているんだけど、ちっとも気持ちを汲んでくれないので、こちらも段々キツイ言葉になっていくというね。
現在わたしと母との関係は、家族に迷惑をかけながら「一旦距離を置く」ところで小康状態を保っています。
わたしはたかこさんみたいにやさしくないので、こどもの頃からババア言ってましたけどね。(´д`;;
おまけにわたしがブチ切れたときの母のセリフも、マンガのたかこさんのお母さんと同じで笑ってしまいました。
・・・静かにしてちょうだい
近所にみっともないじゃないの
気にする所はそこかよwww
たかこさんと娘さんの関係
たかこさんの娘さん、ちょうど思春期で不登校&摂食障害になっちゃうんですよ。
たかこさんも若い時、摂食障害を経験していて、なんとか娘さんを助けたいと思っているのですが
自分の娘にイマイチ遠慮がちに接するんですね。
叱るなんてとんでもない。
なるべく刺激しないように反応を見ながら話す。
わたしにも娘(現在23歳)がいるのですが、マンガと同じ接し方しちゃってます。
娘もわたしに対して口数少ないしね、わたしの方も、そりゃ自分の子供ですからものすごく愛してますよ。
でも、わたしの母のように「自己中」な愛し方はしたくない。すごくつらかったですから。
それに離婚して家出てっちゃった負い目もあったりして、なんかぎくしゃくなままなんです。
なんでも話せる「仲良し親子」っていいなと思う反面、結局は親子であっても他人、自分自身で解決していくしかない、なので「見守る」ことがせいいっぱいの愛情・・・とか思いますね。
4巻以降読むかな?
機会があれば続きを読みたいです!が
どんな終わり方するか、先にレビュー見ちゃったw
たかこさん、最後にはかなりブロックはずれて、はっちゃけるみたいですね(笑)
「美馬さん」とういう初老?の男性が、たかこさんのちょうどよい居場所になってくれています。
わたしもそんな場所が欲しい♡
ワクワクしたり、恋をしたりして、ガマンしていることを少しずつでも手放していくアラフォー女性のお話でした。
でもまだ物語中の「これで〜いいのだ〜〜♪」は、自分をごまかしているよね。
本当に心から「これで、いいのだ♪」と思える日が来た後のエピソードが読みたいですね。
あと、たかこさんと娘さんの関係が最後どういう風に変わったのか知りたいです。
そこのところはレビュー見てもわからなかったので、やっぱ買って読んじゃうかも。
久々に離れて暮らしている家族のことに思いをめぐらせました。
勧めてくれた妹に感謝です。
投稿者プロフィール

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ウニマル/
54歳女性/
東京都世田谷区在住/
日々思うことや好きな場所について綴っています
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